「屋久島のトレッキングはガイドをお願いした方がいい?」
ズバリ、屋久島でトレッキングするならガイドツアーに参加するのがおすすめです。
もちろん、縄文杉トレッキングや白谷雲水峡は個人でも楽しめます。実際に行ってみると、ガイドさんをつけずに歩いている人もいました。
でも、実際にガイドツアーに参加してみるといいことばかり。

僕らは縄文杉トレッキングも白谷雲水峡もガイドさんと一緒に歩いたおかげで、屋久島を大好きになれたと心から思っています。
この記事では、屋久島トレッキングはガイドツアーがおすすめな理由と、僕らがお世話になってガイドさんを紹介します。
縄文杉トレッキングと白谷雲水峡のツアーの料金や注意点もまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
屋久島トレッキングはガイドツアーがおすすめな5つの理由

屋久島でのトレッキングにガイドツアーをお勧めする理由は5つあります。
- 屋久島のことを深く知れる
- 無理のないペースを保ってくれる
- ホテルに送迎してくれる
- 必要な装備をレンタルできる
- 食事が充実する

実体験をもとに、それぞれ紹介していきますね!
1.屋久島のことを深く知れる
屋久島トレッキングだけの話ではないですが、ガイド付きのツアーの魅力は説明してもらえることです。
例えば、屋久島には、ジブリ映画『もののけ姫』のモデルとなった場所が多くあります。その代表的なところが、白谷雲水峡にある「苔むす森」です。
ガイドブックにも載っているような情報なので、すでに知っている人も多いかもしれません。
しかし、ガイドさんによると、もののけ姫の舞台になっているのは「苔むす森」だけではないとのこと。苔むす森にたどり着くだいぶ前に「この風景ももののけ姫の舞台になっていて、葉っぱが揺れる様子も忠実に再現されているんだよ」と教えてくれました。

一直線に苔むす森に向かって歩いていたら気にもとめなかったかもしれない風景を、しっかりと目に焼き付けながら歩けたのは、ガイドさんのおかげです。
調べればわかる情報なのかもしれないですが、実際に屋久島の森の中を歩きながら聞くからこそ、旅行の記憶として残るのだと思います。

屋久島のご飯屋さんや温泉なども詳しく教えてくれるので、ガイドブックでは得られない情報をたくさん教えてもらえますよ。
また、興味深い話をたくさんしてくれるので、長時間のトレッキングも苦痛ではありませんでした。
ただただ屋久島でトレッキングするだけでもいいですが、せっかくならガイドさんの話を聞きながら歩くのがおすすめです。
2.無理のないペースを保ってくれる
トレッキング初心者にとっては、ペース配分を任せられるのもガイドツアーの魅力です。
特に、縄文杉トレッキングは、往復で10時間前後も歩くので、ペース配分が大切になってきます。速すぎても遅すぎてもしんどいですし、休憩のタイミングもわからないですよね。
ガイドさんに任せれば、僕たちの体力に合わせて最適なペースを作ってくれますし、休憩のタイミングも任せられます。

トレッキング中に1回だけ先頭を歩いたのですが、ガイドさんの後をついて行くのに比べて数倍も疲れました。
あまり山登りの経験がない人こそ、ツアーさんにペースを作ってもらうのがおすすめですよ。
3.ホテルに送迎してくれる
ガイドツアーは、基本的にホテルへの送迎付きです。
縄文杉のトレッキングでは、「屋久杉自然館」まで車で行き、そこからシャトルバスで登山口まで行きます。朝一でシャトルバス乗り場がある屋久杉自然館まで行かなければいけないため、ツアーの送迎、レンタカー、タクシーのどれかを選ばなければいけません。
レンタカーで行くのもありですが、10時間前後歩いてから車で帰るのは結構しんどいもの。タクシーだと、観光シーズンは手配できないこともあります。
ガイドツアーなら往復のアクセスの心配は無用。道に迷ってタイムロスすることもありません。

トレッキングは想像以上に疲れるので、ホテルまで送迎してもらえるのはありがたい!
また、ツアーの前後に景色の良い場所に連れて行ってもらえることもあります。

私たちは、白谷雲水峡へ行く前に、朝日が見える海岸に寄ってもらえました。これも、送迎つきのツアーだからこその魅力です!

4.必要な装備をレンタルできる
トレッキングの装備のレンタルもしているツアー会社もあります。

僕ら「旅樂」さんでガイドもレンタルもお願いしました。
縄文杉や白谷雲水峡のトレッキングは、登山靴が必要ですし、屋久島は雨が多いのでレインウェアも必須です。縄文杉に関してはヘッドライトやストックも使います。
普段から登山をしている人なら持っているかもしれませんが、持っていない人が揃えようとすると、お金が結構かかってしまうものです。
レンタルなら買うよりも安いですし、旅行の荷物を減らせるのも魅力です。
もちろん、レンタルだけの利用ができる会社もあるので、屋久島の森を安全に楽しむためにも、登山グッズを借りてトレッキングに臨みましょう。
5.食事が充実する
縄文杉のトレッキングは12時間以上かかるので、途中で食事が必要です。基本的にはお弁当を自分で用意して持っていくことになります。

私たちは宿泊していたホテルに用意してもらいました。朝食付きのプランだと、お弁当に変更してもらえることが多いですよ。
ツアーに参加すると温かい飲み物をもらえることが多いので、お弁当だけよりも心が満たされます。

僕らがお世話になって旅樂さんは、朝食に味噌汁やお茶漬け、昼食にはハヤシライスやカレーのルーを用意してくれました。

屋久島の森の中で食べる温かいご飯は格別です!

おすすめのツアー会社は「旅樂」

今回、僕たちがお世話になったツアー会社は「旅樂(たびら)」さんです。

他のツアーに参加したわけではないので比較できませんが、ここにお願いしてよかったと心から思っています!
そんな旅樂さんを紹介するので、トレッキングツアーをどこに依頼するか悩んでいる方の参考になればうれしいです。
決め手はおしゃれな公式サイトと装備のレンタル
旅樂さんを知ったきっかけは、屋久島のツアー会社をまとめているブログです。ブログ名は忘れてしまったのですが、10社以上のツアーガイドが紹介されており、その中のひとつが旅樂さんでした。
旅樂さんの公式サイトを開いてみると、写真のクオリティの高さに驚き。そして、公式サイトの雰囲気や、メッセージに心を打たれ、「ここにお願いしたい!」と思いました。
加えて、トレッキングに必要な装備をレンタルできることも決め手になりました。
- レインウェア
- 登山靴
- ヘッドランプ
- リュック
- ストック
貸し借りは、空港のすぐ近く(歩いて5分くらいのところ)にある事務所か、ツアーの直前/直後の2通りから選べます。

僕らは、屋久島に到着してすぐに事務所でレンタルして、ツアー終わりに返却しました。

借りるときには装備のアドバイスをしてもらえるので、何が必要かわからない人でも安心して利用できますよ。
僕らはストックを1人2本、合計4本で予約していたのですが、レンタル当日に「慣れてないなら1本の方がいいよ」とアドバイスをもらい、2本だけのレンタルに変更しました。その場で不要になった分の返金もしてもらえる神対応!

レンタル品はガイドさんおすすめのメーカーらしく、こだわって選んでいるようでした!
ツアーとはいえ、山に入るにはしっかりとした装備が欠かせないので、持っていない方はレンタルするのがおすすめです!
屋久島を満喫できるよう臨機応変に対応してくれる
旅樂さんの魅力は、経験に基づいた臨機応変な対応をしてもらえることだと思います。
例えば、僕らが縄文杉トレッキングをした日は、修学旅行生がたくさんいる日でした。何も知らずに出発していたら、トイレが激混みすること間違いなし。縄文杉の目の前などの写真スポットで混雑することも考えられます。
旅樂さんは、修学旅行生が来ることを把握したうえで、はやめに朝食をとって、はやめにトレッキングをスタートしてくれました。おかげで、トイレも写真撮影スポットも混雑することなくスムーズにトレッキングできました。
また、縄文杉の翌日に白谷雲水峡へ行く際は、僕らのペースを考えて、朝一で海岸へ寄り道することに。朝日が昇るのを眺めながら朝食を食べるという贅沢な時間を過ごせました。
次の日に朝一でレンタカーを借りると伝えると、「ツアー終わりで借りて、そのまま滝を見に行くのもおすすめだよ」と提案してくれ、ホテル送迎からレンタカー屋さんへの送迎に変更してもらえました。

僕らが屋久島を満喫できたのは、旅樂さんが臨機応変に案内してくれたからだと思います。
写真を撮ってもらえるのも◎
これはガイドさん次第かもしれないですが、写真撮影をしてもらえるのも魅力です。
僕らは縄文杉も白谷雲水峡も代表の田平さんがガイドをしてくれ、素敵な写真をたくさん撮ってもらえました。
一眼レフやドローンで撮影した写真は、後日メールで送ってもらえました。


ツアーの中には、カメラを持って撮影しながら屋久島の森を散策するコースもあるので、「自分でも屋久島を魅力的に撮影したい」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
屋久島トレッキングツアーの料金や注意点

僕らが参加した2つのツアー「縄文杉トレッキング」と「白谷雲水峡&太鼓岩」の料金や注意点などをまとめました。また、レンタルした装備と料金も紹介していきますね。
縄文杉トレッキングツアー

まずは、屋久島のメインである「縄文杉トレッキング」。
所要時間は約14時間。料金は参加する人数によって変わります。
| 1人 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 |
| 28,000円 | 15,000円 | 14,000円 | 14,000円 | 13,000円 |
プラスαで、登山口までのバスチケット代(往復1,400円)と、縄文杉の入山料(1,000円)朝食・昼食を各自用意する費用がかかります。

僕らは、すべて合わせて2人で34,400円でした。
- ツアー料金:14,000円×2人分(僕ら夫婦+カップルの4人)
- 登山バス:1,400円×2人分
- 入山料:1,000円×2人分
- 朝食:-(ホテルの朝食をお弁当に変更)
- 昼食:800円×2人分(ホテルで手配)
登山バスと入山料は、空港のすぐ近くで事前に支払う場所があります。飛行機で行く場合は、事前に支払っておくのがおすすめです。

長時間のトレッキングはとても疲れますが、とてもいい経験ができたと思います!
白谷雲水峡&太鼓岩ツアー

白谷雲水峡は、ジブリ映画『もののけ姫』のモデルになったことで有名な場所です。
白谷雲水峡だけのツアーもあるのですが、せっかくなら太鼓岩へのトレッキングもセットにするのがおすすめ。太鼓岩からは屋久島の森を一望できます。

所要時間は8〜9時間。料金は縄文杉ツアー同様、参加人数によって変わります。
| 1人 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 |
| 25,000円 | 14,000円 | 13,000円 | 13,000円 | 12,000円 |
プラスαでかかる料金は食事のみです。

僕らは、ホテルの朝食をお弁当にしてもらったので、ツアー料金の28,000円(2人分)しかかかりませんでした。
白谷雲水峡は、ツアーの送迎で入り口まで行けるので、縄文杉ツアーのようにバスへの乗り換えはありません。

縄文杉トレッキングの翌日に行ったこともあり、登山の辛さはほとんど感じず、とても楽しめました!
装備のレンタル
僕らは、ほとんどの装備を旅樂さんでレンタルしました。
- レインウェア上下:2,000円×2
- 登山靴:1,500円×2
- ヘッドランプ:300円×2(2泊3日)
- リュック:1,500円×2
- ストック:700円×2
=合計12,000円(1人あたり6,000円)
これらの装備を揃えると数万円かかりますが、レンタルなら1人あたり6,000円。しかも、現地で借りて返せるので、移動するときの荷物にならないのもうれしいポイントです。

何を借りればいいかわからない人は、旅樂さんに相談してみてくださいね!レンタル当日でも、臨機応変に対応してくれますよ!
まとめ
屋久島でのトレッキングは個人でも楽しめますが、個人的にはガイドツアーをお願いするのがおすすめです。屋久島の森について学べますし、体力に合わせて適切なペースで案内してもらえます。
僕は、また屋久島へ行って旅樂さんのガイドツアーに参加したいと思えるくらい、いい経験ができました。
ぜひ、ガイドツアーを利用して、屋久島旅行で素敵な思い出を作ってくださいね!
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